創業スピリット
- ― 当社の創業スピリット ―
- 代表取締役会長 宮崎 勝
1994年、コンピュータ革命がプラスに (No2)
当社が26期を迎えた1994年、コンピュータ業界は激変しました。1994年、ウインドウズが出現して環境が変わり、以降、当社は順調に伸び始めたのです。「ネットワーク」「オープン」「ダウンサイジング」「マルチメディア」の所謂、ネオダマ環境が、非常にフォローになったのです。
1994年以前はコンピュータの世界は非常に閉鎖的で、ハードウェアもOSも全部、特定メーカーのものでした。我々はアプリケーション、つまりハードウェア・OSにのっかるものなのでハードウェア・OSがなければ商品にならない。しかしI 社はI 社の世界、F社はF社の世界、N社は……と決まっていて、全部のハードウェア・OSにのせられるわけがないので、当社独自でハードを調達しなければなりませんでした。当然、ハードウェアもOSも買わなければなりませんから、コストが高くつく。大手メーカーに、色々な面で負けていました。
その上、当時、ソフトウェアはオマケのように思われていたということもあります。要するに「ブラックボックス」の状態で、ハードウェア、OS、アプリケーションという3つに関する価格は非常に不透明だったのです。
それが、1994年、オープンな環境になり、ハードウェアはハードウェアで機能的に共通化され、OSも地球規模でオープンになった。ハードウェアに関してはインテル社がオープンハードウェアを全部提供する、OSに関しては、マイクロソフト社がウインドウズという形でそれだけを販売するようになった。ということは、ハードウェアもOSも手に入れることができ、しかもそれが汎用性を持っていたので、当社も大手と同じ土俵で商売ができるようになったのです。
認証範囲は、本社及び東京支社です。