第21回SSユーザー会のご報告
去る2025年8月23日(土)、ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンターにおいて、第21回「SSユーザー会」が開催されました。 今年のユーザー会は、予定していた会場のキャパシティを超えるほど盛況であり、264病院711名の方々にご参加頂き、無事に終えることができました。
なお、今年は、冒頭、特別講演としてSSユーザー会役員のHITO病院 理事長 石川 賀代先生にご登壇頂き、「看護DXと薬剤師のタスクシフト ―効率化と質の向上を目指して―」と題して、ユーザー会本会前にご講演いただきました。
また、研究会テーマは「変革期の電子カルテ」とし、9つのユーザー病院様によるシステムの活用事例や、「新しい病院の形(在り方)」をタイトルとしたシンポジウムが行われました。いずれの会も質疑応答が活発に行われ、建設的な意見も多く、情報共有としても実りの多い会となりました。
最後に、SSユーザー看護部会、SSユーザーシステム管理者部会、今回より発足したSSユーザー薬剤部会より活動状況の報告、また、当社からは「新サービスのお知らせ」と題し、回線とりまとめサービスと当社のAI活用製品についての発表が行われました。
今年も多くのユーザー病院様に支えられ、無事閉会にいたりました。
今後、益々多くのユーザー病院様が当社システムを利用し、その活用事例を共有することで、医療サービスの質の向上、効率化、 情報活用等に繋げていければと考えております。
演題発表
テーマ:「変革期の電子カルテ」
- 医療DXによる働き方改革・効率化(AI、IoT、RPAなど)
- DXを活用した広がる地域連携の輪
- 電子カルテデータを活用した病院経営診療点数情報検索
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オーダリングシステムを活用した外来受診目的の見える化
(医療法人博仁会 福岡リハビリテーション病院)
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PFMシートを利用した業務改善
(社会医療法人敬和会 大分岡病院)
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ChatGPT・RPAを活用した業務改善
(医療法人田中会 武蔵ヶ丘病院)
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連携施設の情報を管理するCRMシステムの構築と活用に向けた取り組み
(社会医療法人 製鉄記念八幡病院)
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AIを活用した持参薬鑑別業務の効率化
(社会医療法人彩樹 守口敬仁会病院)
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スマートデバイス活用による医療現場のDX推進
(国家公務員共済組合連合会 横須賀共済病院)
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自主開発の生成AIシステムの活用とその効果
(社会医療法人シマダ 嶋田病院)
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オンプレミス型生成AIサーバによる院内業務手順の簡素化
(那須赤十字病院)
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「もしも」に備えるSSと取り組んだIT-BCP訓練
(千葉県がんセンター)
■シンポジウム
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「新しい病院の形(在り方)」
座長:医療法人玉昌会 キラメキテラスヘルスケアホスピタル副院長田島 紘己 先生公益社団法人昭和会 いまきいれ総合病院代表理事今給黎 和幸 先生医療法人玉昌会 キラメキテラスヘルスケアホスピタル理事長髙田 昌実 先生一般財団法人 三友堂病院病院長穂坂 雅之 先生社会医療法人かりゆし会 ハートライフ病院院長西原 実 先生
■特別講演
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「看護DXと薬剤師のタスクシフト ―効率化と質の向上を目指して―」
(社会医療法人石川記念会 HITO病院 理事長 石川 賀代 先生)